光市母子殺害事件で被告の元少年に死刑判決について思う

 今週の火曜日に広島高裁で光市母子殺害事件で被告の元少年に死刑判決が下された。週末のテレビや週刊誌でどう報道されるかはよく分からないが、それ以外の分野では意見が出揃った感がある。
 という事で個人的にこの事件の判決の量刑については妥当だと思う。永山事件での死刑の判断基準についてどうかなと思う面もないわけではないが、最高裁で差し戻しという判断が出てから予想された判決であった。最高裁が判断基準のハードルを下げたという意見もあるが、そうであるならば元少年が自分から下げてしまったといっていいだろう。差し戻す前の高裁判決直前に元少年が友人にあてた手紙がもうあと何年か経ったら出所するというような内容で反省しているどころか司法を愚弄するような手紙があったという一部の報道があり、高裁の時点では間に合わなかったが、最高裁では愚弄したという考えがあったのではないかと思う。だから差し戻して裁判をやり直しさせたと考えたが、ここで被告の弁護士は判断を過った。旧来型の徹底して検察の言う事には反論するという考えしか出来ないでいるから、被告が反省している態度を見せればもしかしたら無期懲役で済んだかもしれないが、被害者を逆撫でするだけでなく、裁判員の心象も悪くなってしまった。
 この事件でいくつか動かしたものがあり、まず、傍聴に関して遺族に優先権が認められた事。裁判で遺影を持ち込むことが許されるようになった事。裁判で被害者が陳述ができるようになった事などが挙げられよう。まだ完全ではないが被害者の保護に動くようになった。
 しかし法曹関係者の被害者保護、遺族への保護についての動きは鈍く、相変わらず従来型の加害者の保護に重点が置かれすぎな印象はいまだ拭えないといったところである。
 もし俺が本村さんのような立場に立ったらあれだけの態度を取れるかというと自信ないな。

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