第85回箱根駅伝復路 東洋大学が初優勝

 第85回東京箱根往復駅伝大会復路が行われ、東洋大学が総合初優勝、15校目の優勝校となった。
 レースは6区、東洋と早稲田が抜かれつの展開になる。区間賞は大東大で区間記録を作った金子(現在もこの区間の記録保持者)以来となる大東大の区間賞である。大東大は以降リズムに乗ってきた。久しぶりの山の大東であった。
 7区は早稲田がリードを保つが東洋も離されない展開で東洋の復路唯一の4年生がこの区間の区間賞を取る。
 8区は東洋が早稲田を逆転しトップに立つ。駒大がこの区間の区間賞を取った。城西大が棄権をし今年も棄権が出てしまったことは非常に残念であった。
 9区は早稲田・朝日が突っ込みすぎたこともあり、1・2位の差が開いた。
 10区は早稲田が迫ったが東洋は逃げ切り初優勝。不祥事に揺れた東洋大であったであったが乗り切り、5区柏原の活躍で一気にひっくり返した東洋の優勝であった。
 シード権争いは意外と熾烈になり、最終10区で日大、中大、山学大、東農大の4校で7~10位であり、11位の関東学連と国士舘大との差は開いていたはずであったが、関東学連が国士舘を振り切り、7位争いを演じていた東農大が落ちて差が詰まり、関東学連が東農大をかわしてシード圏内へ入り、その後順位が替わったが、シード争いは決着した。
 今回は記念大会で23校出場したが、繰り上げスタートは箱根での時差スタート(青学と城西)以外は棄権した戸塚での棄権による繰上げスタート以外はなかったというのには驚いた。城西は鶴見中継点では東洋が到着してから20分以内で入ってきたために繰上げならず。日テレが今の中継方式になった頃は順大の全盛期で箱根の繰上げが10校以上あった(当時は15校出場時代。記録はおぼろげなので間違えていたら指摘してください。)ことを思えば、前年優勝校の駒大のシード落ちと合わせて各校の差が少なくなってきたんだなと思った。
 それと1年生ルーキーと4年生の活躍が目立ったレースでした。
 以下は各校の個人的な寸評です。

・東洋大学(総合優勝)
 5区柏原の活躍が優勝へ導いたといっていいだろう。それだけインパクト強しでメンバーも1・2年生中心で来年以降の活躍も期待できる。ただ監督は代行だから指導者問題はどうなるのかというのはあるけれど...

・早稲田大学(総合2位)
 4区までは完璧なレースであったが、5区で4分58秒差をひっくり返されて、復路も6区昨年の区間賞ランナーが腹痛を起こしたこともってか万全な走りが出来なかったし、8区1年生は突っ込みすぎで逆転を許したのが残念。早稲田は推薦に限りがあり、現在のラグビー部のように出場メンバーのほとんどが高校代表経験者がほとんどを占めるようなことは出来ないから一般入試組を加えなければどうしてもレースができないという命題がいつも付きまとう。でも早稲田はラグビー部も今の中竹監督の学生時代の頃はそうだった筈だからな。

・日本体育大学(総合3位)
 昨年までの北村のような突出した選手は見当たらなかったが、逆にそれがいい結果をもたらしたのかな。予選会突破で3位、一昨年の4位を上回る3位であるから、来年は優勝争いを演じてほしい。

・大東文化大学(総合4位)
 復路9位スタートであったが、6区で区間賞を取り波に乗ってアンカーも順位を上げて総合4位で久しぶりのシード権獲得。山の大東の復活が一番の出来事であったかな。

・中央学院大学(総合5位)
 木原を除けば非常に地味な印象であるが、特別ブレーキもなく健全な走りを終始展開。初めてとなる2年連続のシード権獲得だそうです。復路は3位争いを日体大としていたが脱落し、最後も大東にかわされて5位になったのは残念だったかな。

・山梨学院大学(総合6位)
 1区で出遅れることが多い印象がまだ残るが、今年は主将の松村が健闘したことと2区のモグスが2年連続の区間賞という事で勢いに乗って往路優勝を狙ったが達成できず、復路は優勝争いよりもシード権争いに移ったことで一時はシード落ちも考えられたが、9区中川剛が頑張って、10区でもその勢いをそぐことなく6位入賞。モグスは社会人となるが、箱根を走ったケニア人はマラソンで活躍できていないからモグスこそはマラソンで活躍してくれ。

・日本大学(総合7位)
 学生3大駅伝である出雲を制したが、ダニエル以外は特に目立つことなく、10区で健闘したのが救いだったかな。下手したらシード落ちも考えられただけに、もう少し上の順位にいけないのかなと思う。

・明治大学(総合8位)
 予選会上がりであったが、43年ぶりとなるシード権獲得だという。90年代前半には出ていたことがあったが、この数年また出てきた学校という印象しかなかったが、これからどうなるのかが真価を問われるんだろうな。シード権獲得は立派である。

・関東学連(総合9位)
 昨年のようなインパクトを残せなかったが、それでも9区10区の健闘で10位以内に入り予選出場枠拡大に貢献した。今回松陰大学の選手が出ていたがそこの監督が神大の山登りで有名であった近藤氏ということで近藤はまだ30前後だと思うのであるが、今回アンカーで選手が出ていた麗澤大の揖斐や武蔵大だか武蔵工大だか忘れたが神屋といったあたりも既に指導者となっているが、社会人で羽ばたくことが出来ず選手生命を終えてしまったのは誠に残念で仕方がない。あとはステファン・マヤカも創造学園大学の指導者となって箱根を目指すそうであるがマヤカも社会人で活躍を聞くことができずに選手生命終わってしまったのが残念である。法政が6秒差で出場できなくて学連メンバーとして複数走っていたが、来年は出場して走ってくれ。

・中央大学(総合10位)
 10位であり目立つシーンはなかったが、それでも連続してシード権は取れるからある意味凄いのであるが、優勝争いを演じてほしいと思うのは俺だけかな。シード争いに連ねるのは寂しい気がする。

・国士舘大学(総合11位)
 往路は6位と健闘したが、6区で順位を下げると10位以内に上がることはなくアンカーで11位にまで上げたのが精一杯といったところか。昨年復活出場し、今年はあと一歩というところまできたから、来年は是非獲ってくれというところかな。

・東京農業大学(総合12位)
 2区の外池が予選会総合1位という実績をイカンなく発揮し、2区でモグス、ダニエルに続く区間3位という成績が立派であり、復路も圏内に入っていたが、アンカーが7位争いから脱落してシード権も獲得できなかったのが痛かった。このアンカーは4年でキャプテンだから悔いを残して卒業(選手を続けるのかどうかは知らないが)か...

・駒澤大学(総合13位)
 今回優勝候補といわれたが、1区・3区・4区で区間19~21位とブレーキが3人も出たのが痛かった。復路も7・8区は特によくなく、8区で区間賞を取ったが、とき既に遅しで、シード権争いも出来なかったのは残念というかだらしがない。前年の優勝校がシード落ちというのも初めてになるのかな?13年ぶりのシード落ち、総合13位、13校目の優勝校と13づくしというのも...

・専修大学(総合14位)
 シード権争いを目標にしていたはずであったが、食い込むことが出来ずに終わったのは残念。出場選手がドロボーを捕まえたり、区間賞2人も出したのにシード権獲得できずという過去のインパクトに比べると話題が提供できなかったのも残念。

・神奈川大学(総合15位)
 全くもって目立つことなく終えてしまったな。かつては連続優勝したことがあったのに... 

・亜細亜大学(総合16位)
 シード落ち3校のうちの一つで終始下位を走っていたのが残念。そういえば岡田前監督が定年延長の期間も終えたという理由で監督を退いたのも影響したのかな?まだ岡田氏も60代前半だろ?体力的にもうだめだったらともかくそうではなかったみたいだから止めさせるというのも...

・拓殖大学(総合17位)
 4年ぶりの出場であったが、走った証は残せたくらいだったかな。来年はシード目指せ!

・東海大学(総合18位)
 昨年は優勝候補で10区棄権で今年は完走できたが、それだけという印象。東海は来年走れなかった選手がこのレースを見て不甲斐ないと思う選手が出てくることに期待しよう。以前もこういう選手がいたし。

・順天堂大学(総合19位)
 昨年棄権した主将の小野が今年も同じ5区を走り区間2位と健闘したのが目立ったくらいで、あとは印象に残らず予選会も下から2番目で上がってきたくらいだからその実力が出たのかなという印象で、棄権以外でシード落ちは何時以来になるのかな?

・帝京大学(総合20位)
 途中までシード圏内にいたはずだがアンカーのブレーキが響いてどこまで落ちたのかと思ったら20位か、シード権守れなかったな。

・上武大学(総合21位)
 群馬の大学では初出場であり、かつて箱根で活躍し、五輪にも出た花田監督が創部5年目で出場させたこともあって注目されたが、順位は振るわずであったが、箱根での繰り上げ以外は繰上げがなかったのは立派。

・青山学院大学(総合22位)
 最下位であったが、33年ぶりとなる出場で完走(33年前は残り150メートルで棄権。順天堂が昨年の前に棄権したときにこの棄権がよくそれ以来と取り上げられていた。もちろん今年もそれ以来の出場という事で騒がれた。)と、繰上げが箱根だけというのは立派。来年出場できるかどうか。

・城西大学(総合成績なし)
 3年連続11位とシードまであと一歩であり今年は念願のシード権獲得を期待されたが、2区で11人抜かれて往路沈み、復路は6・7区が健闘しただけに8区で棄権したのは残念でならない。9区も20分繰り上げスタートにもかかわらず、鶴見で繰り上げスターとさせなかったのはせめてもの意地かな。

採点は日本テレビ(優勝インタビューまで)
センター実況:村山喜彦。多少混乱はあったかもしれないが、年々良くはなっているかな。 5.5
中継点:箱根&ゴール・平川健太郎、小湧園前・青木源太、小田原・高橋雄一、平塚・上重聡、戸塚・新谷保志、鶴見・森圭介、優勝インタビュー:菅谷大介。小田原・平塚・戸塚・鶴見担当はインタビューも兼任。上重の実況はやはり下手だなという印象は残った。上重は過去に経歴もあってリポーターとしてはよく起用されるが、その割に実況はさせてもらえないのがここで影響出たかな?それともだからあまり出せなかったのかなと思えた。あとは特別印象なし。森は往路と比べるとマシになったかな。スケベ大ちゃんは学生・監督代行ともども不祥事には触れなかったな。 上重5.0 上重以外5.5
中継車:1号車・河村亮、2号車・蛯原哲、3号車・矢島学、バイク・町田浩徳。エビは展開が展開であったから往路のような絶叫は影を潜めていた。河村の絶叫が2日連続してはあったが、エビと比べると屁でもない。 5.5
解説:碓井哲雄(センター)、瀬古利彦(中継車)。特になし。 5.5
カメラワーク:判断が難しいシーンはあるのは重々承知しているが。 5.5
ゲスト:安西秀幸(駒大OB)、駒野亮太(早大OB)。昨年総合1・2位校の主将で5区をともに走ったもの同士であり、優勝インタビュー後にチャンネル回したのでどういう表情で発言したいたのかは気になったが、それ以外は特になしで往路の二人の方が特徴はあったかな。 5.5

 そういえば往路の記事でゲストの採点がなかったのでここで採点します。今井正人(順大OB)、上野裕一郎(中大OB)。上野の「やっぱ」連発には癖癖したが、中身的には良かったのではないか。 6.0

 今日の今昔物語はステファン・マヤカと50年前に唯一出場した埼玉大学のアンカーが出ていた。マヤカは漢字表記であったから日本国籍取ったのかな?

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この記事へのコメント

鉄火丼
2009年01月03日 23:23
こんばんは。

東洋大の優勝は5区柏原の活躍がすべてでしたね。
メンバーも1・2年生が中心でしたので、来年以降東洋大の黄金時代が来るのではないか…、と期待しています。
そして、川嶋監督の次は誰が就任するのか、とても気になります。
スポ狂
2009年01月21日 12:25
瀬古の解説ほど醜いものはありません。
すべてが早稲田びいきに加えて、稚拙なコメント、ネット上でもさんざん叩かれてますが、なぜ日テレは毎年瀬古を起用するのか不思議です。
聞いてていらいらします。
私が嫌いな解説者ワースト3は瀬古、掛布、柔道の山口香、もう一人、マラソンの増田明美ですね。
瀬古以外の3人に共通するのは、うるさい、知ったかぶり、解説し過ぎ。
 ちなみに私は野球、柔道、マラソン経験ありです。わかるから余計にうっとおしいです。
長々とお邪魔しました。
2009年01月21日 23:38
 スポ狂さんコメントありがとうございました。ご意見参考になりました。日テレはひどい解説者を結構起用する傾向がありますから。掛布も日テレの解説者ですし。

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    Excerpt: 1月3日は箱根駅伝の復路が行われた。鉄火丼の母校である東洋大学は総合優勝を決めた瞬間…? Weblog: 鉄火丼のつれづれ日記 racked: 2009-01-03 17:55